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【1】歯科医師臨床研修の概要

  • 名称

歯科医師臨床研修プログラム(以下プログラムと略す)

  • プログラムの目的と意義

近年の歯科医学の進歩や医薬品・歯科材料等の革新等に伴って、歯科医療技術はますます高度化・専門化が進んでいる。さらに高齢化に伴う疾病構造に変化や国民のニーズの多様化、患者の権利意識の向上に伴う患者と歯科医師とのコミュニケーションのあり方の変化などが進み、歯科医療を取り巻く環境は大きな変貌を遂げている。これからの歯科医療は、患者に必要な情報を十分提供し、患者が納得して医療を受けられるよう十分なコミュニケーションを図り、予後を踏まえた診療計画を立てることが望まれる。更に、口腔の疾病治癒・機能回復のみを目指すのではなく、口腔に関係した全身管理を含めた健康回復・増進を図るという総合性が要求される。このため本プログラムでは、一般歯科治療技術の習得はもとより、医科各科との連携による全身管理・全人的な医療の基本の習得を目指している。口腔の医療と保健指導に関する総合的な知識と技術を体得し、医の倫理を修め、国際社会に適応しうる資質の高い歯科医師の養成を目的とする。さらに、歯科医学、歯科医療の進歩向上に対応し、独立して一般診療に従事するために全人的な一般歯科医療についての基本的臨床能力(知識、技能と態度)を習得する。

 

 

(3)研修プログラムの特色

当院は○○○のMedical Net Workを形成する基幹総合病院であり、口腔外科は全○○診療科の一つで、口腔外科指導医・認定医を有し、口腔外科専門科であるとともに、各種口腔疾患を広く扱っている。一般歯科診療はもとより、埋伏智歯の抜歯から口腔癌を代表とする高度な専門性を必要とする疾患を取り扱っている。当科では15台の歯科ユニットおよび20床の入院施設を基礎として、あらゆる口腔疾患に対応しうる設備を有している。高先進医療として厚生労働省から認可を受けた、レーザーによる無痛歯牙齲蝕治療、口腔インプラント補綴を行い、さらに、有病者における歯科治療、身障者における全麻下歯科治療にも積極的に取り組んでいる。

また、○○医学部附属病院としての特性を生かし、麻酔科へのローテーションプログラムにより全身管理の知識、技術の習得も行うよう努め、全人的医療の実践を目標としている。このため、本研修プログラムは、質、量ともに充実したものとなっている。

歯科および歯科・口腔外科の研修を1年の研修期間の中で行うことは非常に難しく、三重大学附属病院歯科・口腔外科独自の1年(ベーシックコース・歯科医療全般)および2年コース(アドバンスコース・口腔外科研修)を設定している。